大変遅くなりましたが、偉そうだけど第4戦の感想を書き込みさせてもらいます。
私にヨットを教えてくれたのは、学連のレースでクロスの1レグ当たり最低3回
は、「起こせよ~っ!」の罵声と共にエルボーを食らわしてくれる先輩でした。
(私は大学時代スナイプに乗っていて、クルー(=下級生)は単なる重り兼、スキッパー
(=上級生)のサンドバックというかわいそうの経験をしていました。)
その先輩は非常に単純な人で、「葉山は、南が吹いたら右海面!!!」を信じて疑わない
人でした。こんな環境の基で育った私は、今回のレースも半分「右海面!!!!」と
勝手に決めつけて出艇をしました。
そして1レース目。
スタートラインからレース海面を見ていると、どうも左海面の方が白波が多い感じ。
それでも右海面も捨てられない私は、上よりからスタートして左艇団の右について
行く作戦をたてました。
結果は、左海面を使った艇団がトップ集団を形成して1上マークを回航していたので
「右に突っ込まなくてよかった。」でした。
最近、クロスの艇速が戻ってきたかわりにダウンレグの艇速が落ちた私は、とりあえず
順位キープを目標に1下までを走りました。
そして、2上への第2レグ。下マーク回航後上マークをチェックしたところ、スタボー
ではかなり上目(背中より)に上マークが見えたのですかさずポートへタック。
一発逆転を祈りながら左海面を目指しました。(もー、右海面には全く未練なし!)
おかげで、2上からはトップをとり、気ままな一人旅を満喫することが出来ました。
続く2レース目。
未練が無くなっていたはずの右海面に、突然未練を感じてしまい、またまた中央上より
からスタートをしました。
でも今回は、その未練が見事に的中!スタートしてすぐに来た下振れで、迷わずタック。
ジャイアンもこの下振れでタックをしていたのがちょっと悔しかったけど、1上を3位
で回航できたので良しとしましょう。
ところで上位2艇はというと、テクニシャン池田&ジャイアンの師弟コンビ!
(どーして池田さんは、毎回必ずいい順位でどこからか現れるのですか?)
漫才の様な二人の上~サイドの舌戦を聞きながら、サイドマークを回ると突然二人の姿
が消えました。(一説によると、師匠の方が下マークと勘違いしたらしい・・・。)
おかげで、棚ボタのトップをもらい再び気楽な一人旅を再開することが出来ました。
そして、問題の2上への第2レグ。”振り返ると奴がいる”じゃなくて、振り返ると
涸沼の峯岸さんがそこに・・・。パンツの紐を締め直した私は、下マーク回航後の
上マークチェックを基に即タックで左海面を進みました。再び振り返るとそこには・・・、
私にヨットを教えてくれた先輩と共にジブセールのみなのに、何故か二人でフルハイク
をするはめになった「寒冷前線様」が!!!!
嵐の前の静けさなのか、5m位は吹いていた風が突然1~2mのど微風に・・・。
心の中で「早く浜に帰ろう~。」とつぶやきながら、目出度くトップフィニッシュ&
2年振りの優勝を手にすることが出来ました。
レース終了後のことは、皆様が書き込んでくれてあるので、そちらをご参照下さい。
あとチヤコさん、結婚おめでとう!「末永くお幸せに。」と言いたいところだけど、
「新婚早々、旦那を置いて銚子に行っている場合か?」
というわけで、我がポチ丸&サザエさんの様に、
”子供が生まれのに、旦那はヨット!?(それも2回共)”的な楽しい家庭を作って下さい。