鎌倉、逗子、葉山


海水浴場開設のガイドラインが正式に公表されると、例年約150万人が訪れる藤沢のほか鎌倉、逗子、葉山の各市町も30日までに開設しない方針を固めた。


 一方で課題も浮上している。海辺の公営駐車場は6月から再開予定で、訪れた人たちがライフガードのいない海に入って事故が起きる恐れがある。砂浜での飲酒禁止などを定めた条例やルールを適用できるのはそもそも海水浴場の開設が前提となるため、「無秩序状態になる」という不安の声も出ている。


 こうした状況を受け、鎌倉市では海水浴場を開設しなくてもマナー向上に関する条例の効力が発揮できるよう、条例改正を検討している。