<高温注意情報>気象庁が開始


 気象庁は13日、熱中症への注意を促す「高温注意情報」の提供を始めた。この日は関東甲信、東海、近畿、九州北部の4地方に初の高温注意情報を発表した。
 高温注意情報は、節電の取り組みで例年以上に熱中症になる危険性が高まっているとして新設された。北海道、沖縄を除く地方が対象で、翌日に広い範囲でおおむね気温35度以上の猛暑日が見込まれる地方を午後5時過ぎに発表。また当日午前5時か同11時過ぎに都府県別の情報も発表する。気象庁ホームページで見ることができる。
 気象庁によると、14日は前橋、さいたま、甲府、岐阜、名古屋、京都府舞鶴、兵庫県豊岡、福岡、熊本市などで35度以上が予想される。内田裕之・気象防災推進室長は「発表地域は特に熱中症が発生しやすい気象条件といえる。冷房を利用したり、こまめに水分を補給するなどの対策を取ってほしい」と話している。