大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第3号
平成23年2月11日05時10分 気象庁予報部発表
(見出し)
西日本と東日本では、12日にかけて広い範囲で雪が降り、山地を中心に大
雪となる見込みです。太平洋側の平野部でも大雪となる所があるでしょう。
また、12日は西日本で雪を伴った非常に強い風が吹く見込みです。積雪や
路面凍結による交通障害、暴風雪や高波に警戒して下さい。
(本文)
[気圧配置の現況と予想]
四国沖に低気圧があって、東北東に進んでいます。この低気圧は、発達し
ながら東海沖を東北東に進み、12日には日本の東海上に達する見込みです
。12日には、日本付近は強い冬型の気圧配置になるでしょう。
また、11日夜には山陰沖に低気圧が発生し、急速に発達する見込みです
[防災事項]
<大雪>
西日本と東日本では、12日にかけて広い範囲で雪が降り、山地を中心に
大雪となる見込みです。太平洋側の平野部でも雪が降り、大雪となる所があ
るでしょう。
12日6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で、
中国地方 20センチ、
東日本、近畿地方、九州北部地方 15センチ、
四国地方 10センチ
の見込みです。
降雪は、11日の夜にはいったん弱まりますが、12日には再び強まり、
降雪量が多くなる見込みです。
積雪や路面凍結による交通障害、電線や樹木への着雪に注意して下さい。
積雪の多い地方ではなだれにも注意して下さい。
また、山陰沖の低気圧周辺では大気の状態が不安定となるため、落雷や竜
巻などの激しい突風にも注意が必要です。
<暴風雪・高波>
12日は急速に発達する低気圧の影響で、西日本では雪を伴った非常に強
い風が吹き、西日本日本海側の海上では、波の高さが5メートルのしけとな
る見込みです。
12日にかけて予想される最大風速は、
西日本日本海側 陸上 18メートル、海上 24メートル、
西日本太平洋側 陸上 18メートル、海上 23メートル、
東日本太平洋側 陸上 16メートル、海上 18メートル
の見込みです。
暴風やふぶきによる交通障害、高波に警戒、注意して下さい。
[補足事項]
地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。
この情報は「大雪に関する全般気象情報 第2号」を引き継ぐものです。
次の「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報」は、11日17時頃
に発表する予定です。