クロアチア報告第6弾!


5月16日
クロアチアからの最終報告をお送りします
朝から風が無く陸上待機、10時過ぎに雨が降り出し、気温が急激に下がり
大雨となりました。
13時頃には雨は上がりましたが風がなく14時30分レースの中止が決定
2004年世界選手権は終了しました。
日本から応援頂いた各位には心からお礼申し上げます。


チャレンジャーとして臨んだ本大会、まず第一目標はGOLDに残ることでしたが
すでにご報告した通り、後一歩の所で適いませんでした
また、SILVERグループのトップで臨んだレースもその順位をキープ出来ず7位
結果的には近藤、井嶋の後塵を拝する結果となりました。
昨年のスペインの大会よりは格段に成長をしましたが、まだまだ世界で戦うには
解決しなければならない問題が多々あります。
チャレンジャーとして臨んだ大会でしたが、やはり負けは負け、悔やみが残ります。


帰国後、まずはヨット部において今回学んだことを仲間の部員に報告、練習に
レースにそれを取り入れる事が彼女達の仕事と思います。
報告するにはまず自分達で全てを整理し纏める事から始めないとならないでしょう。
そして自分達で実践し、秋の全日本女子インカレ、関東インカレ、全日本インカレ
で好成績を収める必要があると思います。
北京へのトライの計画はこれが終わってからです。
艇の輸送準備が終わったら良く本人達には話します。


No.12で報告した選手がオリンピック代表になりますが、それがならなかった選手達
特に、最初に枠を取り、夫婦揃って全ての生活をオリンピックに掛けていた石橋組
日本の選考からスピードがあり期待が持てた三部・高村組
斉藤愛子さんがオリンピック参加を前提に全ての計画を立てていた井嶋組
(彼女達はGOLDにも進めませんでした)
の悔しさは他人には分かりませんが大変なものがあると思います。


礼子・奈緒子の二人がどこまでの悔しさを感じているかは他人である小生には
分かりませんが本当に悔しいと思わない限り次はないでしょう


全国の大学の女子選手の中で上手な選手はたくさんいると思います、その中で
OB会の理解、サポートを頂いた各位、また現役の仲間の理解で世界の檜舞台に立てる
事は本当に幸せな事であり、本人達がどれだけそれを理解し感謝しているかです。


GOLDグループの選手プロフィールは帰国後整理しますが、多分上位の平均年齢は
高いと思います。
それだけもまれ、ある時は挫折感を味わい、ハングリーにならないと世界では勝てない
はずです。


若い二人には何としても北京まではトライさせたいと個人的には思います、そうしなければ
昨年、今年のトライは無駄金を使った事になりますし、本人達にとっても、ただ世界選手権
に参加しただけになります。
是非、今後も皆様の物心両面のサポートをお願いする次第です。


明日17日は艇のコンテナ詰め、18日のフライトで帰国いたします。
本当に有難うございました。


詳細レース成績は下記の大会のウェブサイトで見られます。
http://www.uskok.biz.hr/470wc2004/index.htm